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フローリング張り替えリフォームのポイント 張り替えと直張り
今回はフローリング張り替えリフォームのポイントを実際に弊社で施工させて頂いたリフォーム施工例をもとに解説をさせて頂きたいと思います。
フローリング張り替えリフォームは単に「フローリングの張り替え」をするだけでなく「フローリングの上にフローリングを張る」という方法や「フローリングと根太などの木材の下地の交換」まで施工する場合があります。
フローリング張り替えは一般ユーザーの方でもDIYで張り替える方も多いかと思いますが、やればやるほど奥が深いリフォームのひとつです。
今回の記事がこれからフローリング張り替えリフォームをご検討中の方・ご自分で張り替える予定の方にとって少しでも有益な情報としてお伝えすることが出来れば幸いです。
フローリングからフローリングへの張り替え方法
既存のフローリングを剥がして新しいフローリングに張り替える一般的な施工方法です。
ポイント・・・既存の根太に付着した接着剤や合板などをキレイに取り除く必要があります。木工用ボンドの場合は比較的、時間をかければ除去出来ますが、ウレタン系の接着剤を使用している場合は取り除くのが困難な場合があります。その場合は根太の交換をした方が時間も早く仕上げもキレイに出来ると思います。
小山市OS様邸のリフォーム施工例
リフォーム前
既存のフローリングを剥がした時の写真です。
根太の上端に接着剤や合板が付着しているので取りづらいですが、キレイに剥がしてからフローリングを張る必要があります。
根太の上に根太ボンド(ウレタン系の接着剤)を使用して張ります。
こちらがフローリング張り替えの動画です。
既存のフローリングの上にフローリングを張る方法
既存のフローリングの劣化が少なくしっかりしていることが前提ですが、フローリングを張る方法としては一番簡単な方法です。解体工事と処分費が必要ないのでローコストで施工出来るというメリットがあります。
しかし、いくつかのポイントを抑えないと逆に床なりやたわみなどを誘発してしまいフローリングを張らなければ良かった・・・。となる場合もあるので難しい面もあります。
小山市OS様邸のリフォーム施工例
リフォーム前
既存のフローリングの釘を打つ間隔が広い場合があるので釘を増し打ちします。
フローリングの床下に隙間がある場合は床鳴りに似たきしみの原因になるのでクサビを入れて隙間をなくします。
フローリング張り
ウレタン系の接着剤を併用でフロアステープルで留めます。
※フロアステープル・・・MAX製のホチキスのような釘です。
フローリングの上にフローリングを直接張ると1Fの場合は掃き出しのサッシのところでフローリングの厚み分の木口が出てしまいます。
そのため木口を隠すのとサッシの結露でフローリングが傷むのを防ぐためにL型のアルミ製のアングルを取り付けます。
こちらがフローリングの上にフローリングを張った施工例の動画です。
まとめ
フローリング張り替えのポイントとして重要なのはフローリングの下地です。
張り方はさまざまな方法がありますが根太・既存フローリング・合板などフローリングの下地がしっかりしていれば床鳴りのリスクはかなり低減出来ます。
また、フローリングの上にフローリングを重ねて張る場合、既存のフローリングが床鳴りしている場合は床鳴りをきちんと直すかフローリングを剥がす必要があります。
DIYでフローリングを張る方もいらっしゃいますが下地さえ良ければ比較的簡単に張ることも可能です。あとは掃き出しサッシやドア・引き戸との取り合い部分や端部処理をキレイに納めることが出来るか出来ないかということだと思います。取り合い部や端部処理をキレイに納めるのが一番難しいです。張り替え前にフローリングの「張り始めの部分」と「張り終いの部分」をどう納めるかを考えてから張る必要があります。今回の記事がこれからフローリング張り替えをお考えの方にとって有益な情報となれば幸いです。リフォーム施工例のページでさまざまな施工例をUPしていますのでご参考までご覧いただければ幸いです。
2017.10.10スタッフブログ担当/小野寺 秀行〈資格〉建築士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、給水装置工事主任技術者、栃木県震災建築物応急危険度判定士、福祉住環境コーディネーター、福祉用具専門相談員
住宅リフォームを専門分野とする建築士。特に木造住宅の設計・リフォームに関しては小山市・小山市周辺で2,800件以上の設計・施工実績(住宅リフォーム実務経験年数24年)趣味は登山・クライミングです。
小山市・野木町・栃木市・結城市・古河市です。
※車で30分以内を目安に工事対応エリアとさせて頂いております。
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