今回の玄関ドアリフォーム施工例は既存の玄関ドアの枠は取り外さずに新しい玄関ドアを取り付けるリフォーム施工例です。
一般的な既存の玄関ドアの場合は既存の玄関ドアの扉と枠を完全に取り外してから新しい玄関ドアを取り付ける必要があるため、玄関ドアの取付費以外に外壁工事費・内装工事費・玄関タイルの工事費などが必要でした。ここ数年は既存の玄関ドアの枠は取り外さないで施工可能な方法が定着して来ました。
これから玄関ドアのリフォームをお考えの方にとって今回の施工例が少しでも有益な情報としてお伝えすることが出来れば幸いです。

玄関ドアのリフォームに必要な工事とは？大がかりになってしまうの？

玄関ドアの取替はさまざまな方法がありますが従来の一般的な施工方法の場合は下記の工事が必要でした。

既存の玄関ドアの解体工事（ドアの取り外し・ドア枠の取り外し）
外壁の一部解体・補修
内壁の一部解体・補修
床（タイル等）の一部解体・補修
その他、補修工事
玄関ドア本体取付

このように玄関ドア本体取付以外の工事が必要でした。
なぜなら、既存の玄関ドアのドア枠が外壁やタイル等に埋まった状態になっているからです。
新築時は構造・工法を問わず玄関ドアを柱等に固定してから外壁工事や内装工事を行います。
そのため、玄関ドアのドア枠を留め付けるツバの部分が外壁等に埋まってしまっているため、既存の外壁等を最低でも5センチから10センチ程度は壊さないとドア枠を取り外せないのです。よって、必然的に玄関ドア以外の多くの工事が必要でした。

そのため、玄関ドア本体が例えば25万円だとしてもその他の工事（外壁・内装・タイル等）が20万程度かかったとすると合計で45万円ぐらいになってしまいます。
また、工事期間もかなりかかります。外壁・内装・タイルは同時施工するのが難しい場合もあるため、工事日を別に設定する必要があります。
外壁・内装・タイル共に各工事は下地工事と仕上げ工事で２日程度かかります。
おおまかな工事の目安は下記のようになります。
※外壁・・・モルタル
※床・・・タイル
※内装・・・クロス
※その他・ドア枠等の木工事

既存玄関ドアの解体工事・・・約半日
新しい玄関ドアの取付・・・約半日
外壁補修（下地・仕上）・・・約2日
内装工事補修（下地・仕上）・・・約2日
タイル工事補修（下地・仕上）・・・約2日
※木工事は上記工事と同時施工
合計7日



このように玄関ドアのリフォームは簡単なようでも思っていた以上に大がかりになってしまいます。
ひとつひとつの工事は決して難しいものではないのですが、工事期間が長くなってしまいます。

リフォーム玄関ドアとは？カバー工法とは？

リフォーム玄関ドア・玄関ドアのカバー工法など、呼び方は色々ありますが、基本的に1日で玄関ドアのリフォームが出来る施工方法があります。
従来の施工方法ではドア枠を取り外す必要があったことがネックでしたが、リフォーム玄関ドア（カバー工法）は既存のドア枠を取り外さずに施工することが可能です。
既存のドア枠の上に新しいドア枠をかぶせる工法なのです。そのため、カバー工法とも呼ばれています。

玄関ドアのカバー工法は安いの？

従来の25万円から30万円ぐらいの玄関ドアと比較した場合、工事費コミコミで同じぐらいか少し安いぐらいの金額となります。
金額が同じではメリットがないと思われがちですが、上記にも書いた通り、工事期間のメリットがあります。
また、最終的な仕上がり（見た目・美観）もカバー工法の方が綺麗に仕上げることが出来る場合の方が多いです。

小山市IY様邸玄関ドアリフォーム施工例

今回のIY様邸の玄関ドアリフォームは１日で施工完了することが出来ました。
IY様、いつもありがとうございます。工事へのご理解・ご協力ありがとうございます。
こちらがリフォーム工事前の写真です。
玄関ドアはアルミ製・外壁はALC（へーベル）・床はタイル・内装はクロス貼りです。
建物の工法は２×４（ツーバイフォー）です。






既存の玄関ドアの扉の取り外し






今回のIY様邸の場合は電気錠なのでAC100Vの電気工事も施工しました。
AC100Vの電源は廊下のコンセントからとりました。










新しい玄関ドアはYKKAPのドアリモシリーズです。
品番（デザイン）はS29Vです。
扉と枠は既存の玄関ドアの寸法に合わせて特注製作しています。
ドア枠はあらかじめ作業場で組んでから搬入しました。




ドア枠と扉の取付




玄関ドアリフォームの完成です。
電気錠は自動車の鍵と同じような感じで使用するポケットキーです。
かざすことで使用出来るカードキーも付いています。
















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