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木造住宅の和室を洋室にリフォームする方法と施工例(リノベーション)
今回は木造住宅の和室を洋室にリフォームする方法と施工例(リノベーション)についてのブログ記事です。
栃木県小山市で住宅リフォーム・増築・改築・外構工事・エクステリア工事の設計施工を手がけるオリーブホーム株式会社の小野寺秀行です。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます!
小山市内での住宅リフォーム施工例を中心に住まいについての情報発信をしているスタッフブログです。これから住宅リフォームをお考えの方にとって少しでも有益な情報をお伝えすることが出来れば幸いです。
今回は木造住宅の和室を洋室にリフォームする方法と施工例(リノベーション)に関する記事です。
和室から洋室へのリフォーム工事(リノベーション)をお考えの方は多いのではないでしょうか?
例えば、「昔ながらの和室から現代的な洋室にしたい」「畳だと座ったり立ったりするのが大変だから椅子での生活にリフォームしたい」「車椅子でも生活しやすい家にしたい」「畳だとペットが汚したり引っかいたりするからフローリングにしたい」などなど、今まで多くのお客様からご相談を受けてリフォーム工事をさせて頂きました。
そこで、今回は一般的な戸建ての木造住宅の和室から洋室へのリフォーム施工例のYouTube動画(リノベーション施工例)をUPします。
こちらが典型的な和室の居室の造りです。
床・・・畳敷き
壁・・・塗り壁(繊維壁・京壁・砂壁など) ※写真は繊維壁です。
天井・・・目透かし天井
建具・・・襖(ふすま)
床の張替えについて
床である畳を取り外すと荒床(あらゆか)と呼ばれる畳の下地板があります。
多くのリフォーム現場の場合は荒床が経年劣化で傷んでいる場合が多いです。そして、荒床の下にある根太(ねだ)の間隔が広い場合が多いので根太ごと取り替えるか補強が必要になる可能性が高いです。
一般的な根太の間隔・・・303ミリピッチ ※1尺ピッチ
昭和50年代以前の建物・・・455ミリピッチ ※1尺5寸ピッチ ※1尺2寸ピッチもあります。
フローリングの下地としての根太は303ピッチが望ましいです。さらに、根太の上には構造用合板などの下張り(捨て張り)をしてからフローリングを張ります。
303ミリピッチより狭くすることも可能ですが床断熱材の関係もあるので実際の施工は弊社の場合303ミリピッチで施工することが多いです。
ピアノ・本棚・水槽などを置く箇所を丈夫にしたい場合は根太自体の寸法を太くしたり・根太(ねだ)の下にある大引(おおびき)の間隔を狭くするなどして対応しています。
さらに構造用合板の厚みを一般的な12ミリではなく24ミリや30ミリなど厚いものにするとさらに有効であると思います。
壁をクロス貼りにする方法について
既存の壁材を全て解体して新たに壁を作ればさまざま造作も可能です。
埋め込み収納やデザイン的に優れたものも造る幅が広がります。
特に、そういった造作を行わない場合は既存の真壁(しんかべ)は解体せずに施工することをおすすめしています。
既存の壁を解体しないことによるメリットとは?
●耐震上、有効である。
●産業廃棄物が少なくなるので工事費が低コストになる。※解体工事も低く抑えることが出来ます。
●解体することによるリスクを低減出来る。※壁を解体すると、リフォームとは関係ない部屋の壁が振動等でひびが入る可能性がある。
●工期短縮にもなる
ほとんどのリフォーム現場では上記についてのことが当てはまるかと思います。
壁の状況が悪い場合(シロアリ被害・水もれ腐食)は劣化部分を取り除いて施工することをおすすめしております。
天井をクロス貼りにする方法について
ほとんどの天井は全て解体して新たに野縁と呼ばれる桟を新たに組み直します。
既存の天井材と野縁がしっかりしていれば既存の天井材を剥がさずに施工する方法もあります。
内装リフォームは現場状況によって施工方法は個別対応しておりますが一般的な戸建ての木造住宅のリフォーム施工例の動画がありますのでこれからリフォームをお考えに方にとって参考になれば幸いです。
小山市NK様邸内装リフォーム施工例 ※YouTube動画
小山市OK様邸内装リフォーム施工例 ※YouTube動画
2017.08.24スタッフブログ担当/小野寺 秀行〈資格〉建築士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、給水装置工事主任技術者、栃木県震災建築物応急危険度判定士、福祉住環境コーディネーター、福祉用具専門相談員
住宅リフォームを専門分野とする建築士。特に木造住宅の設計・リフォームに関しては小山市・小山市周辺で2,800件以上の設計・施工実績(住宅リフォーム実務経験年数24年)趣味は登山・クライミングです。
小山市・野木町・栃木市・結城市・古河市です。
※車で30分以内を目安に工事対応エリアとさせて頂いております。
お問い合わせ下さい。
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